メンバー

研究室メンバー(2022年7月現在)

博士後期課程

  • D3

    • 林 亜希恵 Akie Hayashi
    • 寺尾 香那子 Kanako Terao
    • 稲垣 理香 Rika Inagaki
  • D1

    • 吉田 卓司 Takashi Yoshida

研究生

  • 研究生

    • 鹿島 恵理 Eri Kashima

博士前期課程

  • M2

    • 衛 彦辰 Wei Yanchen
    • 立川 友賀 Yuka Tachikawa
  • M1

    • 真鍋 一生 Issei Manabe
    • 夏 勤修 XIA Qinxiu
  • ゼミ外観
  • ゼミ室内

ゼミ院生による自己紹介

名前林 亜希恵 (Hayashi Akie)
学年博士課程後期課程3年
キーワード領域別援助要請スタイル,学校適応,自尊感情,学級風土
研究内容
(領域)
学業領域では,よく考えてから質問するという自律的援助要請が学業達成上,適応的であるといわれています。一方で,進路の悩み,自分自身の悩み,人との関係の悩みなどの領域では,困った時や悩んだ時に,どのように援助を求めることが効果的であるのでしょうか。ここから,さまざまな領域における援助要請スタイルと適応との関連について研究を行っています。援助要請を控える児童生徒が少なくないという多くの指摘から,援助要請促進の要因について,教師からの援助要請スタイルに関する指導や学級風土の観点から検討を進めているところです。
自己紹介体を動かすことが好きです。体力勝負の論文執筆や臨床活動などで負けないように,体力をつけていきたいと思っています。体力も筋力もないのに,ボルダリングやトランポリンなどに挑戦することがあります。一方で,天体観測や読書も好きです。院生同士で互いに助け合いながらさまざまなことに取り組んでいきたいと思います。よろしくお願い致します。
研究業績 林 亜希恵・中谷 素之(2018). 高校生における領域別援助要請スタイルと援助評価との関連 東海心理学研究 第12巻 pp.17-26.
林 亜希恵・中谷 素之(2020). 高校生における領域別援助要請スタイルと学校適応との関連 発達心理学研究 第31巻 pp.55-66.
名前寺尾 香那子 (Terao Kanako)
学年博士課程後期課程3年
キーワード動機づけの社会的伝達,教師の動機づけ,内発的動機づけ
研究内容
(領域)
教師の動機づけは学習意欲を考えるうえで切り離せない要因の一つであり,近年盛んに研究されています。では,こういった教師の動機づけはどのように学習者に伝わり,影響するのでしょうか。この問いについて,動機づけの社会的伝達(Social Contagion of Motivation)というモデルから検討しています。最近では,教師から学習者へ動機づけが伝わるプロセスを調整する要因などについて研究しています。
自己紹介日々の積み重ねを大事にしながら,誠実に研究と向き合っていきたいと考えています。どうぞよろしくお願い致します。
研究業績 寺尾香那子・中谷素之 (2019). 教師の内発的動機づけが学習者の期待形成および内発的動機づけに与える影響 日本教育工学会論文誌,43(2),117-125.https://doi.org/10.15077/jjet.43014
寺尾 香那子・中谷 素之・梅村 慶嗣 (2022). 初年次学生における教師から学習者への動機づけの伝達――進学動機を調整変数としたプロセスの検討―― 応用心理学研究,47(3),190-199.https://doi.org/10.24651/oushinken.47.3_190
名前稲垣 理香 (Inagaki Rika)
学年博士後期課程3年
キーワード学習観,外国語不安,日本語学習,感情
研究内容
(領域)
日本語教育では,学習者の母語を使わず日本語だけで日本語を教えることが多いです。外国語教育において学習の目標となる外国語のみを使うことには,外国語を使う機会が増え学習が進むことがある一方,授業の内容が理解できず不安に感じるなど,学習に支障が生じる場合もあります。Inagaki and Nakaya (2021) では,日本語不安と日本語使用に対する学習観,タイ人教師と日本人の日本語使用量が与える学習者の日本語使用量への影響を検討しました。現在は,日本語学習で外国語のみでの教授する授業において,学習者がどのような感情を抱き,その感情によって外国語学習にどのような影響があるのかを研究したいと思っています。研究を通じて,効果的な学習につながる日本語や学習者の母語の使 用について考えていきたいと思います。
自己紹介この研究科に入る前は海外で日本語を教えていました。現在も少しですが日本語学校でビジネスマンを対象に日本語を教えています。日本語を教えることで,学習者の国のことも日本のことも知ることができ,仕事ながら日本語を教えることがちょっとした息抜きのようになっています。ゼミの皆さんと刺激し合いながら勉強できればと思います。
研究業績 Inagaki, R., & Nakaya, M. (2022). Relationship Between Japanese Language Anxiety, Beliefs About Learning, and Language Use in Japanese Language Classes. European Journal of Educational Research, 11(3). 1327-1336. https://doi.org/10.12973/eu-jer.11.3.1327
名前吉田 卓司(Yoshida Takashi)
学年博士課程後期課程1年
キーワード学業的援助授与,学業的援助要請
研究内容
(領域)
他人に質問するなどの援助を求める行動は学業的援助要請と呼ばれ,学習者にとって望ましい学習態度であり,学習成績の向上に影響を与えることが明らかになっています。それに対して,わからないところを友達に教えたりするといった学習における援助行動については,これまでほとんど研究が行われていません。そこで,学習における援助行動を学業的援助授与と呼び,学業的援助授与についての基礎的研究を行っていきたいと考えています。
自己紹介私は現在,教育委員会事務局に勤務しながら,大学院で研究をしています。公認心理師であり,高校教諭でもあった私はこれまで多くの人々と出会い,多くの素晴らしい時間を共有してきました。毎日大変忙しい日々を過ごしていますが,これから出会うであろう多くの人々や高校生などの力になれるように頑張っていきたいと思います。
研究業績 吉田卓司(2020).高校生の学業的援助授与と学業的援助要請との関連について 日本教育工学会論文誌, 44, 37-40.
吉田卓司・松浦 均(2018).高校生の学業的援助授与および抑制態度における検討-達成目標志向性およびコンピテンスの認知による因果モデルの構築- 三重大学教育学部研究紀要, 69, 279-289.
吉田卓司・南 学(2016).ジグソー法を用いた高校数学の授業実践およびその効果 三重大学教育学部研究紀要, 67, 237-244.
名前鹿島 恵理 (Kashima Eri)
学年大学院研究生
キーワード教師の自律性支援,子どもの動機づけ,基本的心理欲求
研究内容
(領域)
教師の自律性支援は,子どもの基本的心理欲求を満たし,学業成績や学級適応につながるとされています。しかし,実際の現場では,自律性支援だけではない,指導行動も多くみられます。具体的にどのような教師の指導行動が子どもに良い影響を与えるのかを,研究によって明らかにしたいと思っています。
自己紹介小学校の教員をしています。現場での実践と研究を両立させていきたいと思っています。
名前衛 彦辰(Wei Yanchen)
学年博士前期課程2年
キーワード中学生,英語学習,動機づけ,フィードバック,マインドセット
研究内容
(領域)
英語はほとんどの高校受験や大学受験の必須科目として設定されており,これから高校や大学進学を目指す中学生は,英語学習が非常に大きな重要性を持っています。生徒にとって学校は「評価される場」であり, テスト結果やパフォーマンスに関するフィードバックのあり方は学習に対して強い影響を持つことが指摘されています。中学では評価の基準や手順がより規範的になり, その結果, 良い成績や満足する成績を取ることがより困難になり, 動機づけに関する適応的な効果が低くなっている可能性があります。そこで, フィードバックは動機づけを高める一つの手段として, 教師が生徒に合わせてフィードバックを提供することは良い解決策であると言えます。
修士論文では中学生を対象として,教師からのフィードバックが動機づけ諸要因にどのような影響を与えるのかについて検討していきたいと考えております。
自己紹介中国留学生です。音楽とアニメが好きです。ピアノを弾くことや,アニメを見ることは一番のストレス解消法です。音楽は,J-POPと洋楽が特に好きで,よくカラオケで歌います。アニメは,推理アニメや日常アニメなど様々なジャンルを見ます。コロナの影響で、一年間中国でオンライン授業をしていましたが,2022年4月に無事日本に来ました。
これからの毎日をもっと大切に過ごしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
名前立川 友賀(Tachikawa Yuka)
学年博士前期課程2年
キーワード教師,生徒,自律性支援,信頼感,援助要請
研究内容
(領域)
教師と生徒の対人関係に興味があります。生徒にとって学校での対人関係は学校適応や学習動機づけに影響を与えると言われています。さらに,従来の教師から生徒への一方通行の授業ではなく,他者とのかかわりを効果的に学習のプロセスに組み込むことが求められている現代では,今まで以上に対人関係が重要になってきます。そこで,自律性支援が教師への信頼感と援助要請にどのように関連しているか検討したいと考えています。また,生徒が教師から受ける影響についても検討できたらと考えています。
自己紹介音楽を聴くことが好きです。J-POPとK-POPをよく聴きます。最近ハマっていることはバランスボールでの筋トレです。好きな曲を流しながら腹筋を中心に鍛えています。
今年は修論を提出できるように頑張ります。よろしくお願いいたします。
名前真鍋 一生(Manabe Issei)
学年博士前期課程1年
キーワードフィードバック、動機づけ、事後学習、自己調整学習
研究内容
(領域)
事後学習、特にフィードバックについて興味があります。これまでのフィードバックの研究では、フィードバックの情報や内容に焦点が当てられてきましたが、与え手の視点からではなく、受け手である学習者がフィードバックをどのように知覚するのかを検討していきたいと思っています。フィードバックの知覚の個人差やパーソナリティとの関連を理解することで、より効果的なフィードバックを行えると考えています。
自己紹介大阪出身で大学院進学を機に1人暮らしを始めました。慣れないことも多いですが、大学院生活を充実したものにできるよう、身体に気をつけながら日々精進していきたいと思います。
自分の専門分野だけを学ぶのではなく、様々な分野の院生と交流し学ぶことで、自分の世界をより広げていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
名前夏 勤修 (Xia Qinxiu)
学年博士前期課程1年
キーワード目標,動機づけ,セルフコンパッション
研究内容
(領域)
人は,すべて学習者ではあります。気づいていようがいまいが,「学習」という行動は生涯続くものです。一方,すべての学習者が人生において,数え切れないほどの失敗を経験することが予想されるでしょう。私は,学習過程における失敗の捉え方について興味がありです。学習者によって,失敗に対する反応は異なっていると考えられます。学習過程における失敗の捉え方には,どのような影響要因があるのか,どの要因が学習者への影響力が大きいのか,それとも学習場面によって異なるのか,を検討してみたいと考えています。
自己紹介中国の出身の留学生です。高校を卒業した後日本へ参りました。第三言語で研究を行うのがいろいろ大変ですが,楽しみもあるので精一杯頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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